
オール電化の点検【自分でメンテナンスしてエコキュート長持ち♪】

実際に自宅でエコキュートを使っていて、点検を行っている私が説明します。
本日の記事の内容
1. エコキュートの点検は3か所でOK
2. 浴槽点検⇒フィルター、配管、操作盤の確認・清掃
3. 貯湯タンク点検⇒水漏れ、漏電遮断器、逃し弁、タンク内の確認・清掃
4. ヒートポンプ⇒吸排気の邪魔になる物がないか、汚れが溜まっていないか確認・清掃
エコキュートの点検は3か所
点検する場所は、浴槽、貯湯タンク、ヒートポンプの3か所になります。
これから順番に説明していきますね。
浴槽の点検
浴槽フィルターの掃除
フィルターが目詰まりを起こすと、お湯の流れが悪くなったり、お湯の汚れが目立ったりします。
簡単に取り外すことができるので、週1回はブラシなどを使ってこすり洗いをしましょう。
浴槽の側面にある丸い金属製のフタです。
フタを外します。内側は結構汚れやすいですね。
外した側も忘れずに掃除しましょう。
配管洗浄
お風呂とエコキュートをつなぐ配管になります。長いこと使っていると配管の中に湯アカが溜まり、配管の詰まりやお湯の汚れなどが発生します。
大半の機種には配管洗浄機能が付いているので、毎日最後にお風呂に入った人がボタンを押せば確実です。追加で、定期的に洗浄液を入れると更に効果的です。
☞洗浄液はメーカー指定のものを!
洗浄液の種類によっては、エコキュートを痛めてしまうものもあります。説明書などを確認して、メーカー指定の洗浄液を使用しましょう。
操作盤(浴室内)の確認・清掃
大抵は浴槽のすぐ近くにあるので、お湯がかかったり、石けんカスが付いたり、とてもハードな環境にあります。
特にボタン周りやフタの裏側なんかは、汚れやカビが付きやすいので、定期的に確認・清掃を行いましょう。
貯湯タンクの点検
水漏れの確認
まずは、貯湯タンクの周辺を確認(目視)しましょう。地面が大量に濡れている場合は水漏れの可能性があります。
エコキュートを長いこと使用していると、配管をつなぐパッキンなどが古くなって水漏れにつながる場合もあります。
☞異常ではない水漏れもあり
貯湯タンクの温度が上がると、水の容量(容積)が増えるため、自動的に水(お湯)を外に出す機能があります。⇒下の「逃し弁の確認」で説明あり。
水漏れを発見した場合はエコキュートを設置した業者さんに修理を依頼しましょう。
漏電遮断機の確認
漏電とは、電気が必要以外の場所に流れて感電や火災などの事故を起こすことを指します。
命に係わる大切なことなので、定期的にチェックすることをおススメします。
漏電遮断機の確認方法はメーカーにより異なるので、説明書にて確認しましょう。
貯湯タンク内にテスト用のボタンがあります。
逃し弁の確認
貯湯タンク内の水が温められて膨張することで、タンク内の圧力が高くなります。この高くなり過ぎた圧力を外に逃がすのが逃し弁になります。
逃し弁の場所や操作方法はメーカーによって異なります。説明書を確認しながら作業を進めましょう。
貯湯タンク内にレーバーがあります。
貯湯タンク内の清掃
エコキュートを長く使っていると、貯湯タンク内に汚れが溜まってきます。
実際には貯湯タンク内を直接清掃することはできないので、貯湯タンク内の水を抜くことで一緒にゴミも出してしまおうという狙いです。
貯湯タンクの水出しに関しても、メーカーによって場所や方法が変わってきます。説明書を確認しながら作業しましょう。
貯湯タンク下側に排水栓があります。
☞貯湯タンクから水(お湯)を抜く際は注意
貯湯タンクから高温のお湯が出てくる可能性があります。やけどに注意して作業しましょう。
ヒートポンプの確認
ヒートポンプとは貯湯タンクの横にある室外機のような機械です。
空気中の熱を集めて電気を利用しながら効率的に熱(お湯)をつくる仕組みです。
☞エコキュートの仕組み
ヒートポンプ(お湯を作る)⇒貯湯タンク(お湯を溜める)⇒浴槽(お湯を使う)
ヒートポンプはファン(羽)が回って空気の出し入れを行います。周辺に空気の出し入れを邪魔するような物が置いていないか確認をしましょう。
また、ヒートポンプの底に汚れが溜まって排水ができなくなることもあるので確認が必要です。
☞ヒートポンプの排気に注意
ヒートポンプからは強めの排気(風)が出てきます。庭木など植物に直接あたると弱ってしまうので注意が必要です。
まとめ
- エコキュートの点検は、浴槽、貯湯タンク、ヒートポンプの3か所を行う
- 浴槽⇒フィルター、配管、操作盤の確認・清掃を行う
- 貯湯タンク⇒水漏れ、漏電遮断器、逃し弁、タンク内の確認・清掃を行う
- ヒートポンプ⇒排気・吸気の邪魔になる物がないか、汚れが溜まっていないか確認・清掃を行う